タイのぺートンタン前首相が憲法裁判所の命令で辞職したことを受けて5日、首相指名選挙が行われ、野党のアヌティン氏が新たな首相に選ばれました。

 先月29日、ぺートンタン首相はカンボジアのフン・セン前首相との電話でタイ軍を批判した際の音声が流出した問題で、憲法裁判所から解職を命じられました。

 これを受けてバンコクの国会で新たに新首相の選ぶ首相指名選挙が行われ、保守派で野党の「タイの誇り党」のアヌティン・チャーンウィラクーン氏が選ばれました。

 アヌティン氏はぺートンタン政権時には副首相を務めていて、今回、与党の「タイ貢献党」の候補者だったチャイカセム氏を破っての選出となりました。

 今後、国王からの承認を経て首相に就任します。