アメリカ南部ジョージア州にある韓国自動車大手「ヒョンデ」の工場建設現場で不法移民取り締まりの一斉摘発が行われ、韓国籍の従業員を中心に500人近くが拘束されました。

 ICE(移民・税関捜査局)は5日、ジョージア州にあるヒョンデの工場建設現場に不法移民を取り締まるため強制捜査に入り、475人を拘束しました。

 全員が不法滞在者で、中にはビザが失効している者もいました。

 拘束された大多数が韓国籍だということです。

 摘発されたのはヒョンデのEV用バッテリーを作る工場の建設現場で、完成すると一帯で8500人の雇用を生みます。

 ヒョンデの広報は、「労働法規および移民規則の遵守に努めています」とコメントしています。

 強制捜査にはジョージア州とアラバマ州の捜査員のほか複数の連邦機関も関わり、過去最大規模の摘発だということです。