奈良市の世界遺産・春日大社で9日、国の重要文化財に指定されている柱に漢字で書かれた落書きが見つかりました。
落書きが見つかったのは、国の重要文化財に指定されている本殿東回廊と、本殿北東側の2カ所の柱です。
警察によりますと、9日午前11時10分ごろ、拝観者が東回廊の落書きを見つけ、春日大社の職員に伝えました。
職員が周辺を調べたところ、北東の柱でも落書きが見つかり、警察に連絡したということです。
落書きはすべて青いインクのようなもので書かれ、東回廊の柱には2人分の名前とみられる漢字の下に、中国語で「いつまでも仲良く」といった意味の字が書かれていました。
警察は文化財保護法違反や器物損壊の疑いがあるとみて捜査しています。