アメリカのトランプ大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領が政治犯の釈放と制裁緩和を巡って取引が行われたとみられます。

 アメリカのウクライナ担当、ジョン・コール副特使は11日、ルカシェンコ大統領との会談後にベラルーシの航空会社「ベラビア」への制裁解除を発表しました。

 トランプ大統領から「直ちに制裁解除を実行せよ」と指示を受けたとしています。

 一方、ベラルーシ側も政治犯を釈放したと発表しました。

 リトアニアのナウゼダ大統領は52人の政治犯がリトアニアに入国したことを明らかにしました。

 アメリカとベラルーシの間では、8月15日の米ロ首脳会談前にトランプ大統領とルカシェンコ大統領が政治犯の早期釈放について電話会談を行うなど、協議が続けられていました。