自民党総裁選挙に小泉進次郎農林水産大臣(44)が出馬する意向を固めました。来週後半に記者会見を開く方向で調整しています。
■小泉氏が総裁選出馬へ
12日も大臣としての職務にあたる、小泉農水大臣。
小泉農水大臣 「政治家としてはよって立つところは生まれ育った地元です。地元の横須賀、三浦、こういった皆さんのことを片ときも忘れたことはありません。皆さんの声を伺いながら最終的に対応して判断をしていきたいと思っています」
“地元の皆さんの声”。神奈川県三浦市の漁港で聞いてみると…。
「あと1期か2期あとのほうが、もうちょっと進次郎さん自体も熟していい政治に回せていけるんじゃないかな」 「頑張ってもらいたい。地元というのもそうなんだけれど、もう1回一丸となって日本を支えてやってもらわないと困る」
菅義偉副総裁とともに石破茂総理大臣と面会し、“引導を渡した”ともみられている小泉氏。
小泉農水大臣 「(Q.石破総理を踏み台にしたように見えるが?)全くそういったことはない。(退陣を)説得なんてとんでもない。どちらの決断をするにしても大臣の務めをしっかり果たしたい」
週末、地元で意向を伝えたうえで、来週後半には出馬表明の会見を開く見通しです。
■小林氏「総理に対して敬意を感じた」
すでに立候補を表明している小林鷹之元経済安保担当大臣(50)は12日、石破総理のもとを訪ねました。
小林元経済安保担当大臣 「総理としてのこの責任の重さ、直接伺ったのは今回初めてでしたので、国家国民のために体を張ってリーダーシップを発揮されてきた総理に対しまして敬意を正直感じました」
小林氏は、麻生最高顧問、菅副総裁、岸田前総理といった歴代総理経験者にも直接会って、立候補を伝えているといいます。
■野党注文「約束を守る総裁を」
少数与党となり厳しい政権運営を強いられる新総裁。12日、野党からは…。
立憲民主党 野田佳彦代表 「今、出てきている顔ぶれというのは、1年前にも挑戦をされた人ばかりじゃありませんか。ようは1年前の『敗者復活戦』みたいなものですよね。どういう連携ができるか協議をしていきたい」
維新は総裁選のすべての候補者とのYouTubeでの対談を打診しました。
日本維新の会 藤田文武共同代表 「YouTubeで対談やりませんかとお願いしたんですよ」
「維新・国民と協議したい」と公言している茂木氏からは、快諾を得ていると言います。
野党との連立を巡って交錯する思惑。
出馬の意向を固めている林芳正官房長官(64)も今週、維新の馬場伸幸元代表と会談しています。
新総裁への期待について質問された国民民主・榛葉賀津也幹事長は「つらいけど他党との約束を仲間や役所から突き上げられても約束を守る。それが私の知っている自民党でしたが、最近は違うね。そういうこと(約束)ができる総裁を待ちたいです」と話しました。
この他に立候補を予定している小林氏と高市早苗氏(64)は来週、出馬会見を行う方針です。
(「グッド!モーニング」2025年9月13日放送分より)