自民党総裁選挙の告示まであと4日となるなか、高市前経済安保担当大臣が18日午後、出馬の意向を表明します。

 (政治部・小手川太朗記者報告)  「知名度は十分だ」として沈黙を続けてきた高市氏ですが、19日の出馬会見を前に、このあと取材に応じます。

 陣営の1人は「保守の声を受け止められるのは高市さんだけだ」と自信をみせつつも「中道保守」として主張は控えめにし、幅広い層の支持を得たい考えです。

林官房長官 「(けさ)至誠通天という言葉がやっぱり浮かんできまして、誠を尽くせば天に通じると、そういう気持ちを持ってしっかりと政策を説明してまいりたい」

 林官房長官も午後、出馬会見を行います。

 物価高を上回る賃上げなど岸田政権、石破政権の路線を引き継ぎ、官房長官としての実績を前面に打ち出す作戦です。

 ただ、林氏が頼りにする旧岸田派は小泉氏の支持に回る議員もいて票の奪い合いになっています。

 一方、小泉氏は午前、岸田前総理と面会しました。

 このあと歴代総理をまわり支援を要請する予定です。

 林氏の周辺は「小泉氏が失速すれば2位は狙える」と話しており、決選投票をにらんだ綱引きが本格化しています。