北海道で住宅や体育館の屋根が吹き飛ぶなど突風によるとみられる被害が明らかになりました。

 北海道や消防によりますと、新ひだか町で21日午前1時半ごろ、突風の影響で住宅や倉庫10棟の屋根がはがれたり、窓ガラスが割れる被害がありました。

 また、近くに住む2歳の男の子が割れたガラスを踏み、軽いけがをしています。

 さらに、網走市にある総合体育館でも屋根がはがれる被害がありました。

 また、午前3時すぎには、低気圧や前線の影響で釧路地方と十勝地方に線状降水帯が発生しました。

 北海道に線状降水帯の発生情報が出るのは初めてです。

 この大雨や強風の影響で胆振地方を中心に一時およそ5000戸で停電が発生しました。

 JRでは一部区間で終日運転を見合わせるなど影響が出ています。