食欲の秋を満たす“食べ放題グルメ”に注目します。

■午前3時起き 行列に参戦!

 新鮮なすしネタが勢ぞろい。脂が乗った生ミナミマグロの大トロ。今が旬。秋の味覚、宮城・気仙沼産のサンマ。静岡・沼津産の生シラス。

 土曜日と祝日限定の「すし食べ放題ランチ」。何貫食べても料金は変わらず、4000円台です。

 東京・築地にあるすし店「ぎんざまぐろや」。午前11時の開店と同時に、店内は満席に。

 それもそのはず、開店前からすでに長い列が。オープン4時間半前の午前6時半ですが…。

東京・立川から(50代) 「始発の5時に乗ってきた。朝、おなか空かせるために走ってから来ているので、3時に起きている」    祝日の早朝から並んででも食べたい人たちが次々と。

 午前8時すぎ、予約表に代表者名と人数を記入して、営業時間になったら順番に入れる仕組みです。

■“モリモリ過ぎる”ネギトロ

 先頭は、神奈川から来た5人組です。

神奈川から(20代) 「ネギトロ下さい」 店員 「ネギトロ大盛りあるよ」 神奈川から 「大盛りで」

 頼んだのは「ネギトロ」。爆笑する訳は…。軍艦巻きの海苔が見えないほど、ネギトロがてんこ盛りです。

 すしネタは実に50種類以上。豊洲市場から仕入れた新鮮な魚介類をおなかいっぱいになるまで味わえます。

 夜中3時起きの男性は、ランニングしただけあって次々と注文。食べたすしは全部でなんと…。

50代男性 「30から40貫。大トロがおいしかった。脂が乗って食感も良く、おいしくいただいた。2カ月後くらいにまた来たい」

■絶品和牛 生タンに舌鼓

 お得な食べ放題は「焼肉」でも。

 3000円台から味わえるのは、大阪発祥の焼肉店「力丸」です。関東1号店として今年4月、東京・池袋にオープン。

 「和牛コース」では、A4ランクとA5ランクの豪華な和牛がリーズナブルな価格で食べ放題です。

埼玉から(50代) 「和牛の食べ放題があると聞いた。あまり食べたことがなかったから来た」    家族で祝日の“焼肉食べ放題”を満喫。

 店のこだわりは「牛タン」。冷凍ではなく新鮮な生のタンを毎日、職人が手切りしています。超厚切りのタンステーキを豪快に焼き上げます。

 これまでは夕方からの営業だけだったのが、3日前からは土日祝日限定でランチ営業も始めました。タンは厚切りだけでなく、薄切りも味わえます。

40代 「薄切りは初めて食べた。すごく食べやすい。うま味がじわーっとおいしい。さっきは厚切りだったので、色んな種類が食べられて楽しめる」    コメの価格が高騰するなか、ご飯ももちろん食べ放題です。

40代 「(Q.肉との相性は?)ばっちり」

店員 「焼きしゃぶ、特選ハラミ、和牛カルビ、和牛赤身、和牛ロース」    外国人観光客は日本の和牛フルコースを“爆食い”。中国から来た新婚夫婦は、大阪と東京で2度目の来店です。

中国から(20代) 「とてもおいしい。脂身が豊かで香ばしくやわらかいです。焦げても硬くならないからおいしい。中国では和牛は少なく、普通の牛肉だと脂が均等ではない。焼き加減を失敗すると口当たりが悪くなる。ここでは好きなだけ食べていいからとてもコストパフォーマンスが高い」