5年に1度の国勢調査が始まりました。日本の人口などを把握する重要な調査ですが、調査を装う不審なメールが宮城県でも数多く確認されていることが分かりました。

 宮城県庁では24日に国勢調査のキャンペーンが行われ、伊達武将隊も参加し協力を呼び掛けました。

 国勢調査は、日本国内の人口や世帯の実態を明らかにするため5年に1度実施されます。

 20日から書類の配布が始まる中、国勢調査を装った不審なメールが届いたという報告が全国で相次いでいます。

 宮城県でも16日以降、仙台市や富谷市などでこうしたメールが十数件ほど確認されていることが分かりました。

 メールには、回答期限や回答方法の他未回収などの場合に科せられる罰金についての言及もあります。

 回答用のサイトに誘導するためのURLも記載してありますが、これは詐欺のメールです。

 宮城県企画部統計課寺嶋京子主幹「国勢調査は、メールや電話で回答を求めることは一切ございませんので、調査員が各世帯を回って調査票をお渡しさせていただいております」

 宮城県以外では、不審な人物が70代女性の自宅を訪れ、電話番号を聞かれたというケースも報告されています。

 宮城県企画部統計課寺嶋京子主幹「調査員は、国勢調査員証という1人1人顔写真付きの総務省の公印が押された調査員証を首から下げております。そして青い調査バッグを肩に掛けてお伺いしておりますので、この2点をまずはご確認いただければと思います」

 不審に思ったら、市区町村に問い合わせれば調査員か確認できるということです。