宮城県消防学校で学ぶ新人消防士の初任教育が修了し、これまでの訓練の成果が披露されました。
宮城野区にある県消防学校では2025年度、89人が消防士に採用され基礎的な知識や技術を学ぶ半年間にわたる初任教育を終え、その成果を宮城県各地の消防署の代表や保護者に披露しました。
救急車での搬送や心肺蘇生の救急訓練のほか、川の中州やビルなど高い場所での救助で使用するロープを使った訓練を行いました。 更に大規模な火災を想定した訓練も行われ、救急や消防が連携し逃げ遅れた人の救助活動を披露しました。
見学した保護者は、消防士たちの成長した姿を写真に収め大きな拍手を送っていました。
鈴木千颯副総代「体力面で最初は追い付けない部分もあったのですが、教官方や周りの29期の学生のみんなが支えてくれたので、ここまでやりきることができました」
阿部竜也総代「全力でベストは尽くせたと思います。助けを求める人々のためになれる、そういった消防士を目指したいと思っております」
初任教育を修了した89人は、更に半年にわたり研修に励み、2026年3月下旬に宮城県の各消防署に配属されます。