南米のペルーで反政府デモが一部暴徒化し、警察隊と衝突しました。

 南米ペルーの首都リマで27日、若者を中心にしたデモが国会前で行われました。

 デモは18歳以上の国民全員に年金への加入を義務付ける制度改革に反対するもので、2週間続けて行われています。

 デモ隊の一部は国会の周りに設置された柵を壊そうとしたり、警察隊に向けて花火を打ち込んだりと暴徒化しました。

 このため警察隊は催涙弾を使ってデモ隊を国会前から排除しました。

 ペルーでは不安定な経済や犯罪率の上昇などに対しての不満が高まっています。

 7月の世論調査ではボルアルテ大統領の支持率は2.5%、国会の支持率も3%でした。