サイバー攻撃によるシステム障害の影響を受けるなか、アサヒビールは主力の「スーパードライ」に続き、16商品の出荷を15日から再開すると発表しました。

 アサヒグループホールディングスでは先月29日、サイバー攻撃によるシステム障害が発生し、通常の出荷ができない状態が続いています。

 アサヒビールは主力商品の「スーパードライ」を手作業で受注した分については生産と出荷を再開させています。

 さらに「クリアアサヒ」やウイスキーの「ブラックニッカクリア」など16商品の出荷を、今月15日から一部再開すると発表しました。

 ただ、依然としてシステム障害の復旧のめどは立っていないということです。

 一方、キリン、サントリー、サッポロの大手3社はアサヒビールからの切り替えで想定を超える受注を受けたなどとして一部商品で出荷調整をしています。