8日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落。終値は前の日より215円安い4万7734円でした。

 為替では円安が進み、一時およそ8カ月ぶりとなる1ドル=153円台をつけました。

 高市新総裁が積極的な財政政策を行うのではないかとの思惑から、円が売られる「高市トレード」が続いています。

 このまま円安は続いていくのでしょうか?

 専門家の根津アジアキャピタルリミテッド・河北博光氏はこう分析しています。

「高市氏のブレーンなどが円安を警戒して利上げの必要性を主張するなど、そういう部分もあるので、もしかしたら円安にいかない可能性も出てくる」

 今後の可能性として、高市トレードの巻き戻し、いわゆる“急激な円高”にも注意が必要だということです。

「『TACOトレード』トランプ氏の発言が強く、それが巻き戻しになるということで、Trump Always Chickens Out(トランプ・オールウェイズ・チキンズ・アウト)という言葉がアメリカで一時はやっていた。日本でも高市氏の主張は非常に先鋭的に感じるわけですけども、それが現実路線に向かうことにより、日本版のTACOトレードということで、Takaichi Always Chickens Out(高市・オールウェイズ・チキンズ・アウト)というような動きが出てくると、相場が落ち着き、高市トレードの巻き戻し(円高)が発生する可能性もある」

(「グッド!モーニング」2025年10月9日放送分より)