パレスチナ・ガザ地区での停戦が発効してから、まもなく24時間です。最新情報についてエルサレムから報告です。
(松本拓也記者報告) 停戦を監視するためにアメリカ軍がイスラエルに到着するなど、関係国の動きも慌ただしさを増してきています。
和平合意を実現したトランプ大統領ですが、国際的な支持をさらに得ることを狙って中東を訪問する予定です。
まずは13日にイスラエルに到着し、国会で演説した後、人質家族との面会も予定されています。
その後、交渉を仲介したエジプトに向かうということです。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、トランプ大統領が和平合意の調印式に参加するほか、欧州やアラブ諸国との首脳会議を計画しているとも伝えています。
一方、ガザ地区では停戦を受けて、避難先から自宅があった北部に向け、数十万人が帰還を始めています。
しかし、廃虚となった街を再建するには途方もない歳月がかかります。
各国が足並みをそろえてこのまま停戦を継続させ、ガザの復興など次の段階につなげられるかが問われています。