日産自動車の販売不振の影響を受けた部品メーカーの間で、新規事業を育てる動きが進んでいます。

 自動車の変速機を手掛けるジヤトコが開発した介護用の乗り物で、振動を抑える技術などが活用されています。

 ベッドに座っている人を立たせてトイレなどに移動させることができ、介護従事者の負担軽減につながります。

ジヤトコ 佐藤朋由社長 「我々のこれまで持っている競争力を使って、商品のポートフォリオを広げていかないと、これ以上の成長が見込めないなということで始めています」

 日産の関連企業はおよそ1万9000社に上り、収益の新たな柱を求める動きが広がっています。