囲碁の7大タイトルの1つ、王座戦五番勝負の第1局が神奈川県秦野市で17日午前10時から始まりました。5連覇を狙う井山王座にタイトル五冠を狙う一力棋聖が挑戦します。

 王座戦の第1局は秦野市の「陣屋」で午前10時から始まりました。

 井山裕太王座(36)は現在、王座を4連覇中で今回、5連覇を狙います。

 挑戦者の一力遼棋聖(28)は7大タイトルのうち、棋聖、名人、天元、本因坊の4つを保持していて、五冠目を狙います。

 名人については15日に初防衛に成功し、連覇を達成したばかりで勢いに乗っています。

 王座戦での2人の対戦は2017年と2018年の2度ありますが、いずれも井山王座が一力棋聖の挑戦を退けていて、今回、井山王座に3度目の挑戦となります。

 持ち時間はそれぞれ3時間で第1局は夕方以降に決着する見込みです。

 先に3勝したほうがタイトル獲得で、王座戦の優勝賞金は1400万円です。