2022年に奈良市で演説中の安倍元総理が銃撃された事件の裁判で、当時、近くにいた参院議員が当時の心境について証言しました。

 殺人などの罪に問われている山上徹也被告(45)の第2回公判に演説中の安倍元総理の近くにいた佐藤啓参院議員が検察側の証人として出廷しました。

 佐藤議員は銃撃直後の心境を「怒りと悲しみが入り交じる感情で、涙を流してその場にいた」と振り返り、「私の応援演説に来て、銃撃されて亡くなった。自責の念に堪えない」と話しました。

 さらに、「言論を暴力で封殺することで、民主主義への挑戦だ」と述べました。

 今月30日の裁判では、検察側の証人として医師と警察官が証言する予定です。