アメリカのトランプ大統領と韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談で、難航していた関税と投資を巡る交渉が妥結しました。

 アメリカと韓国の関税交渉は7月から膠着(こうちゃく)状態でしたが、29日の米韓首脳会談では約53兆円の対米投資で合意に達しました。

 自動車関税については当初の25%から日本と同じ水準の15%に引き下げられました。

 また、北朝鮮への対応も議題となり、トランプ氏は金正恩総書記との会談について「タイミングが合わなかった」とし、実施しない見通しを明らかにしました。

 トランプ氏は30日、2期目で初めてとなる中国の習近平国家主席との対面会談に臨む予定で、「アメリカにも中国にも成果が得られるだろう」と期待感を示しています。