宮城県富谷市は、市内に病院の開設を目指す東北医科薬科大学との間で、用地の無償貸与などについて覚書を締結しました。
富谷市と東北医科薬科大学の覚書は29日付けで結ばれました。
覚書には富谷市明石台の約6万3000平方メートルの敷地を市が無償貸与することや、地下鉄泉中央駅から病院まで市がシャトルバスを運行することなど、11条が盛り込まれています。
【若生裕俊富谷市長】
「長年の課題解決に向けて大きな期待を持たれている。今までいろんな取り組み事業をやってきましたが、これほど市民の皆さんが喜びに満ちあふれた言葉をいただけたものはない」
富谷市での病院開設をめぐっては、県の病院再編構想で東北労災病院が移転を計画していたものの白紙となり、公募の結果東北医科薬科大学が選定されていました。
富谷市と大学は来年4月、病床数や診療科目などを盛り込んだ基本協定を結ぶ方針で、2031年度の病院開設を目指しています。