千葉県市原市のホテルで従業員の女性を殺害した罪などに問われている男に千葉地裁は懲役19年の判決を言い渡しました。
江川敦被告(48)は去年、市原市のホテルで従業員の女性(当時56)の首を絞めるなどして殺害し、事務所のレジから1万2600円を盗んだ罪などに問われています。
千葉地裁は今月30日の判決で「被害者が動かなくなった後も包丁の刃が曲がるほどの強い力で腹部を刺し、犯行が容易な状況に乗じて窃盗にも及んだ」と指摘しました。
そのうえで「強固な殺意に基づく非常に危険で残酷な犯行で、被害者は想像を絶する恐怖や身体的苦痛を受けた」などとして、懲役19年の判決を言い渡しました。
検察側は懲役22年を求刑していました。