宮城県石巻市で、水産高校の生徒たちが漁業者に海難事故防止を呼びかけました。

 石巻市の荻浜漁港では、宮城水産高校の生徒9人が宮城海上保安部の職員などとともに、カキ養殖業者らに海難事故防止を呼び掛けました。生徒らは、特にこれからの寒い時期、海への転落は命に関わることから、救命胴衣を着用するよう訴えました。

 県内の今年9月末までの海中転落や作業中の事故などによる死者・行方不明者は10人で、うち3人が漁業者ということです。

 宮城水産高の生徒「自分も船乗りになる予定なので、自分も危機感を持って、皆さんにも危機感を持ってほしい」

 また高校生らは海上保安部の職員から、漁に使われている「浮き玉」にロープを結び付けて作る簡易救助具の作り方を学び、実際に投げる体験をしました。