アメリカのトランプ大統領は合成麻薬フェンタニルの流入を理由に、中国に課した20%の追加関税を完全に撤廃する可能性を示しました。
アメリカ トランプ大統領 「20%のペナルティーを課したが、10%の関税をなくしたい。習近平国家主席と素晴らしい会談をした。残りの10%も撤廃したい」
トランプ大統領は31日、記者団に対し、中国にフェンタニルの規制強化を「強く促している」としたうえで「中国は全力で取り組んでいて、私はそれを信じている」と述べました。
そして、フェンタニルの流入を理由に中国に課した20%の追加関税について、米中首脳会談後に表明した10%の引き下げに加えて、残りの10%も撤廃する可能性を示しました。
実現すれば、米中間の貿易摩擦の緩和につながります。