他人になりすまして横浜市から生活保護費を不正に受給していたとして54歳の女が逮捕されました。不正受給の総額は数百万円に上るとみられています。

 神奈川県藤沢市の無職・竹内由美子容疑者(54)はおととし10月から去年2月までの間、別の50代の女性を装い、横浜市から生活保護費約96万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警察によりますと、竹内容疑者は自身が借りていたアパートを50代の女性に貸していて、契約する際に入手した個人情報を悪用して生活保護を申請していました。

 横浜市が不審に思い調べたところ、竹内容疑者が相模原市でも不正に生活保護費を受給していることが分かったということです。

 取り調べに対し、黙秘しています。

 警察は1月あたり最大6つの自治体から70万円以上の生活保護費を受け取り、これまでの総額は数百万円に上るとみて調べています。