東北へのインバウンド客の増加を受けて、免税店で販売する伝統工芸品を充実させようと仙台空港で商談会が開催されました。

 仙台空港は免税店に東北各地の工芸品や果物、名品を集めたコーナーがありますが、商品の充実化を目指し福島県や山形県など東北各県で商談会を開催しています。

 19日、空港内で宮城県の焼き物の窯元や仙臺箪笥の組合など、5つの事業者が参加し商談会が開催されました。

 このうち仙臺箪笥協同組合は、お土産で持ち帰れる小さな箪笥や書類箱、キーホルダーなどを用意しました。

 中華圏の人たちにもなじみのある、龍の飾りが付いた箪笥などを売り込んでいました。 仙台空港は台湾の台北便と高雄便、ソウル便、上海便、香港便が就航していて12月からはバンコク便も加わります。

 仙台空港の2024年度の国際線の利用客は過去最高の51万人を記録していますが、今後も更に増えると予想されるインバウンド客に、東北の伝統工芸品を売り込んでいきたい考えです。

 仙台箪笥協同組合岡田和彦専務理事「小物にしたことで仙臺箪笥をもっと分かってほしいなと。皆さんに海外の方にも知っていただきたいなと思います」

 「仙台国際空港羽根田恵里マネージャー「海外の皆様に宮城、東北の良さをアピールできるような、また東北に遊びに来たいと思ってもらえるアイテムを探していきたい」