宮城海上保安部と日本赤十字社が、南海トラフ地震の被災地に派遣された際の活動を想定し合同訓練を実施しました。
訓練は、南海トラフ地震の発生を受けて宮城海上保安部の巡視船ざおうに救援物資を積み込み、日本赤十字社の職員らが被災地に向かう想定で行われました。
多賀城高校の生徒がけが人役となり、参加者たちは治療の優先順位を決めるトリアージの方法や応急処置の手順などを確認していました。
日本赤十字社宮城支部高橋みね事業推進課長「最初は戸惑うところがあったが、最終的には人の命を救うために何をするかをしっかり実施していけたかなと思う」
宮城海上保安部中根教篤部長「事前の確認事項だったり、日頃からそういうことをお互いが確認しておけば、実際の現場で対応する時にも効果的に働くかなと考えております」
海上保安庁と日本赤十字社は2015年に大規模災害に備えた協定を結んでいて、宮城県での訓練は今回で9回目です。