アメリカ労働省は、政府機関の一部閉鎖の影響で延期していた10月の雇用統計を公表しないと明らかにしました。

　アメリカ労働省は19日、10月の雇用統計について公表しない方針を示しました。

　政府の予算切れの影響で家庭への調査が必要なデータを収集できなかったためとしています。

　また、11月分の雇用統計の公表は予定していた来月5日から来月16日に延期するということです。

　雇用統計はアメリカ経済の動向を示す最も重要な経済指標のひとつです。

　FRB（連邦準備制度理事会）は、来月9日から開かれるFOMC（連邦公開市場委員会）で、10月と11月の雇用情勢を把握できないまま、政策判断を求められることになります。