2日午後3時から3日午後3時までに、宮城県ではクマの目撃情報が6件発表されています。
仙台市4件、大和町2件です。仙台市では青葉区中山台3丁目、太白区茂庭、泉区は北中山4丁目と実沢で目撃されています。
12月に入り目撃情報は大幅に減っていて、野生動物の生態に詳しい石巻専修大学の辻大和教授は、冬眠に入ったクマが増えたのではと推測していますが油断はできないと話します。
石巻専修大学辻大和教授「元々クマのような大きな動物にとって、日本の冬は厳しい食物環境。食物が効率良く利用できなくなると、クマは食べる物を探すことをやめて3カ月から4カ月ほど寝てしまうという戦略を身に付けた。人里にやって来て、食べ物が冬の間でも豊富にあると冬眠する必要がない。冬眠しない個体も増えてきている」
辻教授は、スキー場などでも注意が必要と話します。
1.クマが近づかないようにスキー客が出した生ごみなどをしっかり管理すること
2.コースを外れて滑るバックカントリースキーは、山の中に入っていくため危険が増す
宮城県ではクマに関する情報をHPで公開しています。