働きたいシニア世代を対象とした合同企業説明会が、宮城県石巻市で開催されました。

 説明会は働く意欲のある60歳以上の世代と事業者を結び付けようと、石巻市やハローワークなどでつくる組織が2023年から年に1度開催しています。

 会場には、地元の福祉施設やスーパーマーケットなど9つの事業者のブースが設けられ、参加者が担当者から仕事内容や職場環境などについて説明を受けていました。

 「体も元気ですし、ただ家にいても大変時間を持て余すので、軽作業でいいので長く働きながら体を動かしていきたいというのが希望です」「色々と話を聞いて、ここだったら挑戦してみるかという所があればやってみたい」

 企業の担当者は、人手不足ということもあり社会経験があって働きたい思いのあるシニアであれば、採用したいと意欲を見せていました。

 あいのや相野谷洋介監査役「お客様から声を掛けられた時にすぐ対応できるのは、慣れているシニアの方かなと思います」

 主催者は、シニア世代と事業者がよりマッチングしやすいよう改善しながら、こうした試みを続けていきたいと話していました。