香港の議会にあたる立法会の選挙が行われ、投票率は低い水準にとどまりました。民主派の候補がいないほか、大規模火災の影響もあったとみられます。
香港当局は7日の投票日に合わせ、投票所の増設や時間の延長など、投票率を上げるために様々な措置を講じていました。
しかし、前回の2021年の選挙から民主派が事実上立候補できなくなり市民の関心は低く、さらに先月の高層マンション火災を巡る当局の対応への不満から、失望感も広がっていたとみられています。
その結果、投票率は31.9%となり、過去最低だった前回を上回ったものの、投票のために登録した有権者数はおよそ413万人と、前回より34万人ほど減りました。