国会では2025年度補正予算案の審議が大詰めを迎えています。
立憲民主党は、中低所得者への物価高支援を厚くするよう予算案の組み換えを要求しました。
立憲民主党 井坂衆院議員 「与野党で歩み寄れる現実的な組み替えを提案しております。せめてこれぐらいは補正予算を組み替えようという気持ちがないのか」
高市総理大臣 「今回、野党の指摘もかなり取り入れたつもりでございます。最初給付の予定はございませんでしたが、子育て支援と子育て応援するという意味で、お子さん1人当たり2万円の給付も入れ込みました」
立憲は、公明党と共同で政府の予算案への組み替え動議を提出します。
公明と連携したい立憲からは「この国会で一番の目的が果たせた」との声があがっています。
ただ、立憲が政府案に反対する一方で、2カ月前まで与党だった公明は「子ども給付などの提案が受け入れられたし、政府の気持ちが分かる部分もある」などとして賛成します。
両党の温度差が浮き彫りになった形です。
国民民主党も補正予算案に賛成し、午後からの衆議院本会議で可決される見通しです。