タイ国籍の12歳の少女が違法マッサージ店で働かされていた事件で、母親を拘束している台湾当局が、近く母親をタイへ引き渡す方針であることが分かりました。
母親に関しては、12歳の少女を都内の違法マッサージ店に引き渡した疑いで、警視庁も逮捕状を取っています。
母親は10月下旬に自ら売春に関わった疑いで、台湾で拘束されていました。
台湾警察の関係者によりますと、母親の身柄を巡ってタイと日本の警察が協議を進めるなか、日本からは正式な移送要請がなかったなどとして、母親の国籍があるタイに引き渡す方針を固めたということです。
移送は年内に実施される見通しで、タイ警察は今後、母親が来日した経緯などを含めて解明を進めるとみられます。