日本維新の会の吉村洋文代表は大阪知事を辞職し、来月の府知事選に出馬すると発表しました。

 「大阪都構想」への再挑戦を目指す考えで、横山英幸副代表も大阪市長の辞職を表明し、衆議院選挙と同日での“トリプル選挙”が想定されます。

 吉村代表と横山副代表は今月15日、大阪市内で記者会見し、知事と市長をともに辞職することを正式に表明しました。

 吉村代表は辞職の理由について「大阪都構想に挑戦することを認めていただきたい。これを掲げて出直し知事選挙を行いたい」とし、横山副代表は「副首都議論の必要性大都市制度の必要性を訴えるためには絶好の機会」と話しました。

 吉村代表は住民投票で2度否決された、いわゆる「大阪都構想」について知事選などの民主的プロセスを経れば再挑戦できると意欲を示していて、都構想議論を本格的に再始動させたい考えですが、会見前に非公開で行われた維新の全体会議では維新内部からも辞職に反対する意見が続出したということです。

 他党からも疑問視する声が上がっています。

 公明党大阪府議団の藤村昌隆幹事長は「予算編成など大切なタイミングで職を投げ出すのか全く理解に苦しむ」「2回目の都構想が否決された時、吉村代表自身がもう挑戦しないと発言した。その尻ぬぐい。全くの自己都合だ」と批判しています。

 また、自民府議団の鹿田松男幹事長は「やっぱり大義がない」「民意を問うといわれても何の民意を問うのか全く分からない」とし、対立候補の擁立については「出さない方がいいと思う」と見送る考えを示しました。