宮城県でも被害が拡大している偽警察官による特殊詐欺の実態を知ってもらおうと、警察が犯人との電話のやりとりなどを公開しました。

 犯人「ネットバンクの方から資金構成証明書用口座に一度移していただく形になるんですね」
 被害者「はい。現金は?」
 犯人「現金で受け取るということは、資金構成証明調査では行わないんですよ」

 偽警察詐欺の犯人と被害者のやり取りを録音した音声です。

 警察官などを装った犯人が「口座が犯罪に使われている」などと不安をあおり、現金や暗号資産をだまし取ろうとしています。

 偽警察詐欺の被害は宮城県でも年々増えていて、2026年は4月末時点で39件、約2億円の被害が出ています。

 仙台市青葉区に住む50代男性は、特殊詐欺の被害に遭い現金100万円をだまし取られました。

 被害男性「全く意識は無かったし、まさかというような形。証明書を見せられたら誰しもが信じますし、警察官と話をしているような認識」

 4月、男性の携帯電話に電力会社を名乗る電話がかかってきました。「電気料金の未払いがある。警察につなぐ」などと言われ、SNSの通話機能で警察官などを名乗る男と話すよう誘導されました。

 すると「別に逮捕した犯人が、あなたを共犯者と話したので資金を調べる必要がある」などとだまされ、指定された口座に100万円を振り込みました。

 被害男性「無実を、潔白を晴らすというところが優先という意識になってました。警察であっても疑うというちょっとした意識で変わってくるのかなと」

 警察では、注意が必要な番号を遮断してくれる詐欺対策アプリなどを活用し、警戒してほしいと呼び掛けています。