各地の戦地などで人道支援にあたる従事者が殺害、負傷、誘拐の犠牲になったケースが去年1年で過去最多となりました。
国際的な調査機関がまとめた「人道支援従事者の安全に関するデータベース」によりますと、去年1年間、戦地などで殺害されたり、負傷や誘拐の被害を受けたりした人道支援の従事者は合わせて907人になりました。
前年より74人多く、調査開始以来、最も多くなりました。
内訳は殺害が350人、負傷が322人、誘拐が235人です。
殺害のうち最も多かったのはガザ地区の186人で、7割近くが空爆で死亡したということです。
スーダンでは過去最多の71人が銃撃などで殺害されました。
また、ウクライナではロシアによるドローン攻撃の拡大で死傷者が増えました。
国連のグテーレス事務総長は「他人に奉仕することはかつてないほど危険になっている」とし、各国に対して戦争のルールを尊重し、加害者に責任を負わせるよう強く求めました。