中東情勢を受けエネルギーの安全保障問題が注目されるなか、オーストラリアのシーラー駐日大使が会見し、エネルギーの供給を通じ「日本の信頼を得た」と強調しました。

オーストラリア シーラー駐日大使 「オーストラリアは日本へのLNG(液化天然ガス)の供給を欠かしたことがない」

 2月に着任したシーラー駐日大使は9日、日本記者クラブで会見し、オーストラリアは日本へのLNG=液化天然ガスの最大の輸出国で、何十年にもわたり日本を支えてきたと説明しました。

 そして、「エネルギーの安全保障が日本にとって存立の問題だと理解している」としたうえで「エネルギー供給でオーストラリアは日本の信頼を得た」と強調しました。

 また、日本を含めたインド太平洋地域のエネルギー安全保障には信頼できるLNGの供給とエネルギー源の多角化が必要だと述べました。

 一方、世界的に広がりを見せているスパイ活動や外国の政治介入については「いくつかの国が情報機関やSNSを駆使して政治介入や政治不安を起こそうとしている」と述べました。

 そして対抗するために「情報機関や情報セキュリティーの強化、スパイ行為に対処する法律が必要だ」と述べました。

 そのうえで新たに設立された日本の国家情報局ともオーストラリアの情報やこれまでの教訓を共有するとしています。

 シーラー大使は着任前には国家情報庁の長官や2人の首相の安全保障についての上級顧問を務めていました。