印象派の巨匠・ルノワールの作品を集めたフランス南部の美術館に2人組が侵入し、絵画2点が盗まれました。警察は2人組の行方を追っています。

 捜査当局によりますと8日の早朝、フランス南部のカーニュ=シュル=メールにあるルノワール美術館に2人組が窓を割って侵入し、わずか3分で絵画4点を壁から外して持ち出しました。

 警報が作動し警察が数分後に駆け付けたため、2人組は絵画2点を美術館の庭に放置し、残り2点を持って逃走したということです。

 盗まれた絵画は印象派の巨匠ルノワールが描いた「コロンナ・ロマーノ夫人」などで、被害額は16億円以上に上るとみられています。

 現地メディアによりますと、2人組は電動のこぎりを使って絵画の額縁のフックを切断したということです。

 フランスでは美術館を狙った窃盗事件が相次いでいて、ペガール文化大臣は「美術館の脆弱性が浮き彫りになった。警備の強化が喫緊の課題だ」と強い危機感を表しています。

 警察は逃げた2人組の行方を追っています。