ロシアはNATO(北大西洋条約機構)がヨーロッパにあるロシアの飛び地・カリーニングラードを孤立させようとした場合、核兵器の使用も辞さないと警告しました。

 ロイター通信は30日、ロシアがNATOに送った文書を入手しました。

 このなかで、ロシアはNATOが「危険かつ無謀な方針」を取っていて、「直接的な武力衝突勃発の危険性が高い」と非難しています。

 そのうえで、「NATO加盟国がカリーニングラードを孤立させようとした場合、ロシアは核兵器を含む、あらゆる軍事力と能力を駆使して防衛する用意がある」と強調しています。

 この文書についてロシア大統領府のペスコフ報道官は、NATOに警告を発したのはヨーロッパの好戦的な人々にロシアの現行政策の規定を再認識させるためだったと述べています。

 ロシアが核の警告を発したことに対し、NATOのルッテ事務総長はロシアからの差し迫った脅威はないとしたうえで、NATOはあらゆる事態に関して万全の態勢を整えていると強調しています。