20代男性に東南アジアで特殊詐欺のかけ子をする仕事を紹介した罪に問われた暴力団幹部の男2人に対し、仙台地裁は特殊詐欺組織の人員確保に不可欠な役割をしたと指摘し、それぞれ懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

 指定暴力団住吉会系の幹部、阿部優哉被告(33)と自営業の加藤優一被告(34)は2022年、神奈川県の20代男性に東南アジアで特殊詐欺のかけ子をする仕事を紹介したとして、職業安定法違反の罪に問われています。

 1日の判決で仙台地裁の榊原敬裁判長は「日本の捜査権が及びにくく、脱出も難しい海外の拠点にかけ子を送り込む、計画的かつ組織的な犯行」と指摘したうえで「特殊詐欺組織の人員確保に必要不可欠な役割を果たした」などとして、2人にそれぞれ懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。