大阪・関西万博の工事代金を不正に水増しして会社に損害を与えた罪に問われている竹中工務店の元所長が、初公判で起訴内容を認めました。

 元竹中工務店の所長で無職の河井辰巳被告(61)は大阪・関西万博の大屋根リング関連の工事を巡り、去年2月と5月の2回にわたり下請け業者に工事代金を水増し請求させて、会社に1363万円余りの損害を与えた背任の罪に問われています。

 大阪地裁で29日に開かれた初公判で、起訴内容について間違いがあるか問われると「いいえ。ございません」と起訴内容を認めました。

 検察は「下請け業者に自宅のリフォームや妻の経営するカフェのリノベーション工事をさせ、総額は6000万円に上る」と指摘しました。

 また、河井被告が「所長になり、その権力を悪用してしまった」と供述していたことを明らかにしました。