仙台市太白区で40年以上続く洋菓子店は、親子が二人三脚で変わらない味を守りながら、ケーキの新たな表現を模索しています。
太白区富沢にある創業46年のケーキ店、苺の樹。店内には20種類ものケーキが並びます。
堤田剛亀さん「両親が苦労して作り上げてきた店なので、お前がやってみればいいんじゃないっていう感じで、そこでやろうって決意しました」
父親の俊光さんが作ったケーキ店を継ぐため、修業を終えた剛亀さんと10年前から家族での営業が始まりました。
78歳になる今も変わらず厨房に立ち続ける父親の俊光さんは、地域の方に喜んでいただけるようなケーキを作りたいと思って店を始めました。
父親堤田俊光さん「こだわりは、材料を吟味して作るってことを考えています。例えば生クリームだったら、口溶けの良い物を使うとこくが違ってくるから、商品が全然違うような商品になってしまう」
堤田剛亀さん「ショートケーキのレシピは創業当時から変わらずです。ケーキってごほうび、それは今も昔も変わらないと思うんですけど、見栄えも求められることを実感しています。まずは味が大事だと思うので、それは前提として、やっぱり見栄えでも楽しませるような物をこれからどんどん作っていった方がいいのかなと」
俊光さんが考案したケーキのほか、剛亀さんは見栄えを意識したケーキを作り始めました。これに加え、10年前からオーダーケーキを始めました。
堤田剛亀さん「通常ショーケースに並んだものしかデコレーションケーキも作っていなかったんですけど、オーダーケーキは、ご要望いただいたら作れる範囲でお作りしているものになります。特注みたいな感じす」
ショーケースに並ぶケーキ以外に、予約があった誕生日ケーキなど手作業で作り続けます。
堤田剛亀さん「結婚記念日用で、イメージはざっくりなんですけど華やか系でちょっと見栄えするような、つやつやしたようなイメージということで」
「ちょっと難しいな、これ。花を飾れば可愛くなりそうだけど、変になりそう。ちゃんと考えてからやった方がいいかなって状態です」
難しいと嘆く剛亀さんの作業を俊光さんも見守ります。
堤田剛亀さん「これで完成です。優しいパステル系の色合いにしたいなってことと、お花でちょっと上品だけど可愛いみたいな感じのケーキに出来ればいいなって作りました。
父親堤田俊光さん「私にはできない。私には無い感覚だから、良いと思います」
苺の樹のケーキを求め、お客さんが訪れます。
「チーズケーキが1番好きです。!甘すぎなくてちょうど良くて、パクパクおいしく食べられます」「通い始めてだいたい10年くらい前からかな。一番先に食べたパンプキンパイをよく食べるんですけど、甘すぎずパイの生地もサクッとしていてとてもおいしかったので」
堤田剛亀さん「父が今まで長い間築き上げてきたおかげで、かなり昔からのお客さんもいると思うので、そういうお客さんに変わったねと悪い意味で言われないようにということと、昔からの味も守りながら新しく挑戦していくことも忘れちゃいけないかなと思います」