東京大学の次期総長の選考を巡り、文部科学省などが経緯の検証などを要請していることに対して、東大側が文書で回答しました。

 東大の総長選を巡っては、9月28日に開かれた選考会議で、教職員らによる投票で2位だった大学院総合文化研究科の藤垣裕子教授(64)を次期総長に選びましたが、得票は1位の候補のおよそ半数でした。

 こうしたことについて、東大の総長選考・監察会議側が文書で回答し、教職員らの投票について、「重要な判断材料の一つとして受け止めつつ、『求められる総長像』に照らし、総合的に考慮して選考を行った」と改めて説明しました。

 そのうえで、総長選考・監察会議の16人で2回の無記名投票を行い、藤垣候補が12票と過半数を獲得したことなどを明らかにしました。

 文科省が大学側に検証を要請したことに加え、東大教職員の有志も今月、2度にわたって経緯の説明を求める要望書を提出していて、今回の文書回答に対してそれぞれが週明けにどのような見解を示すのかが注目されます。