ベガルタ仙台はJ2リーグ戦でシーズンの3分の1、13試合を消化し8勝2敗3分けの勝ち点27で首位に立っています。2位のアルビレックス新潟と勝ち点差が1、3位のカターレ富山とは勝ち点が差5とJ1昇格に向けて絶好の位置につけています。

 好調の要因をベガルタ仙台のレジェンド、クラブコーディネーター梁勇基さんに聞きました。

 J2・J3百年構想リーグで優勝を果たしたベガルタ仙台は、悲願のJ1昇格を懸けて臨んだ今シーズン、開幕戦こそ敗れはしたものの、その後に11試合連続負けなしで、13試合を終えてJ2の首位に立ち快進撃を続けています。

 自身も2009年にJ1昇格を経験している梁勇基さんは、ベガルタ仙台のここまでの戦いをどのように見ているのでしょうか。

 梁勇基さん「森山監督のサッカーが成熟してきた。全員がハードワークする土台を、J2・J3百年構想リーグでしっかり築けたと思いますし、やはりチャンスでしっかりと決められていることが1つ大きなポイント」

 これまでの強みだった堅い守りに加え、今シーズンここまで13試合で22得点、1試合の平均得点は1.69と2025年の1.24から大幅にアップ、課題だった得点力の向上の躍進を支えています。

 梁勇基さん「中央から攻撃できるしサイドからもできますし、前からの守備でボールを奪えますし自陣で固いブロックを作って守れますし、セットプレーからも点が取れる。何でもできるオールマイティなサッカー。ポイントで言うと中島」

 今シーズンJ1のセレッソ大阪から復帰した中島元彦は、ここまでチームトップの6ゴールをマークしているほか、アシストもチームトップの5と、チーム総得点の半数に絡む活躍で攻撃をけん引しています。

 梁勇基さん「何でもできることが彼の一番の魅力。ゲームを作ることもできるし、シュートまで持っていって決めてしまう。もう少し時間がかかりそうと思ったが、しっかりとしたチームの守備に中島の個の技術や得点力がうまく融合し始めた」

 J2・J3百年構想リーグで築き上げた土台に、中島や浅倉といった新たな力が融合しました。

 梁勇基さん「J2・J3百年構想リーグで優勝して、迷いなく選手が自信を持ってプレーできている。自分たちの状態やチーム状況に自信を持って戦うことができている」

 前節の2位アルビレックス新潟戦に続き、6位RB大宮アルディージャ、3位カターレ富山と上位チームとの戦いが続くベガルタ仙台は、首位の座を確かなものにするためリーグ前半戦の大きな山場を迎えます。

 梁勇基さん「首位にいるということで、どのチームも研究してくる。拮抗した試合展開になる。個人的にはセットプレーから得点を奪って、勝ち点3につなげることが重要なポイントになる。やってほしいです。それくらい期待がある。見ていて楽しいし、まとまっているチーム、是非結果につなげてほしい」

 梁さんは長いシーズンを、いかにブレずに戦うかが大事とエールを送っていました。

 次節の大宮戦は31日、ホームのユアテックスタジアム仙台で午後2時キックオフです。