宮城県気仙沼市で、海の安全と豊漁を祈願する浦まつりが行われました。

 浦まつりは、漁船の航海の安全と豊漁を願って、毎年、漁が本格化する前のこの時期に行われています。

 神事の後、漁業関係者ら約30人は船に乗って気仙沼湾内を巡り、お神酒などの供え物を載せた長さ1.5メートルほどの小船を海に流しました。

 気仙沼市では、例年6月から本格化するカツオ漁が25年連続の水揚げ日本一を誇る一方、近年はサケやサンマの記録的な不漁が続いていて、参加者らは豊漁に期待していました。

 気仙沼漁協斉藤徹夫組合長「燃油の高騰であったりあらゆる原材料が上がるということで、水産加工も含めて相当困難な局面だと思っています。みんなと共に海上安全に努めてまいりたいと思います」