生産台数が1億台を超す日本が世界に誇る小型バイク、ホンダスーパーカブの愛好家が宮城県気仙沼市に集いました。

 このイベントは地元のスーパーカブ愛好家が、多くの人たちが気仙沼を訪れるきっかけにしてほしいと県内で初めて開催しました。 22日、東北を中心に遠くは横浜からスーパーカブなど約115台が集結しました。

 スーパーカブの持ち主は、カブヌシと呼ばれています。自分だけの特別仕様の自慢話や型の古いバイクを扱う苦労話など、カブヌシならではの情報交換をして親睦を深めていました。

 「はーーー渋いねーー」

 出前用の岡持ちが積んであるものや、オフロード用のタイヤを装着しているもの。1961年に作られたスーパーカブもありました。

 仙台から参加の男性「昭和36年(1961年)のバイクですから。私も昭和36年(生まれ)なので、そういった年齢が合ったので偶然手に入れて仕上げました」

 福島から参加の女性「下道で海岸沿いを走ってきたんですけど、そういう意味では復興している様子とか堤防の感じが変わっているのも見て来れたので、そういうことができるのがスーパーカブのいい所なのでは」

 屋外で楽しめるツーリングは、コロナ禍の趣味として再び注目されていて、バイク人気も高まっているということです。