3月に起きた最大震度6強の地震で被害を受け休館していた、宮城県石巻市のおしかホエールランドが復旧工事を終え、30日に再開しました。

 おしかホエールランドでは、3月の地震で壁に最大2メートルのひびが入ったほか、長さ4.3メートル、重さが200キロもあるマッコウクジラの骨格標本の下あごの部分が落下するなどの被害を受けました。

 その後、施設を閉館して復旧工事を進め、30日に約2カ月半ぶりに再開しました。

 骨格標本は固定金具を強化するなどして耐震性を高めたということです。

 おしかホエールランド学芸員山本龍治さん「いつ開くんですかとお客様からの声もたくさんお聞きしていましたので、ひとまず再開を迎えることができてほっとしています」

 なお、同じく地震被害を受けた屋外展示の捕鯨船は修復作業が続いていて、公開は7月22日に再開の予定ということです。