2月、仙台市内の病院で入院中の患者の人工呼吸器を外して殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪で逮捕・送検された48歳の男性が不起訴処分になりました。

 仙台市青葉区桜ヶ丘の無職の男性(48)は2月3日午前1時20分ごろ、仙台市内の病院で、入院していた70代女性の人工呼吸器の気管チューブを抜き取って低酸素状態にし、殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕・送検されました。70代の女性は、2月28日に多臓器不全で死亡しています。

 仙台地検は、男性の責任能力を調べるため3月2日から6月13日まで鑑定留置し、17日に不起訴処分としました。

 仙台地検は不起訴の理由について、「犯行時の精神状態等を考慮して不起訴とした」としています。

 警察によると、男性は事件当時、女性と別の個室に入院していて面識は無かったということです。警察の調べに対して「よく分からない」と容疑を否認していました。