今回の参院選は、岸田政権にとって2021年の衆院選以来となる大型の国政選挙です。

 公示初日から岸田総理大臣、そして立憲民主党の泉代表が宮城県入りしました。

 自民党総裁の岸田文雄総理大臣は、公示初日の最後の街頭演説として仙台駅前を選びました。

 自民党岸田総裁「新型コロナとの闘い、ウクライナ情勢に対する対応、世界的な物価高騰にどう立ち向かっていくのか。私たちの未来を誰に託すのか、どの政党に委ねるのか、これを皆さん方に判断いただく」

 物価高対策について、岸田総理大臣はロシアによるウクライナ侵攻が大元にあると強調したうえで今後の対策について言及しました。

 自民党岸田総裁「1兆円の地方創生臨時交付金、こうした予算を用意して、地方がこうして努力している物価高騰対策を1兆円、更に上乗せることもしっかり考えながら、しっかり後押しをして参ります」

 一方、立憲民主党の泉健太代表は正午すぎに県内入り。

 街頭演説の中で、加速する円安や物価高に言及し、政府の対応を批判しました。

 立憲民主党泉代表「岸田政権、何にも危機感も切迫感も感じてなかったと思いませんか。これまでの岸田総理と黒田総裁のやってきたこと考えてきたことというのは、円安放置、そして物価高放置なんです」

 また、5年以内に防衛費を現在の2倍に増強するとした政府の方針については「バランスが悪すぎる」として次の様に話しました。

 立憲民主党泉代表「我々立憲民主党は、あくまで着実な安全保障ですね。必要なものは整備するけど余計なものまで買うことはしない、こういう自制的な安全保障政策が大事なんです」