7月の記録的な大雨で、堤防が傷むなどした宮城県の鳴瀬川水系の吉田川で、9億3600万円の国直轄工事が決まりました。

 7月の記録的な大雨では、大崎市など宮城県の広い範囲で川の決壊や浸水被害が発生し、政府が激甚災害に指定しました。

 国土交通省は、国管理の吉田川の堤防が川の増水によって傷んだり漏水したりしたため、総額9億3600万円の直轄工事を決めました。

 東松島市の吉田川と鳴瀬川を分ける堤防では、石積みの護岸をコンクリートで補修する工事を行うということです。

 国土交通省東北地方整備局によりますと、7月の大雨被害で国直轄の工事が決まるのはこれが初めてです。