2月に頭の部分が落下した、宮城県大崎市鳴子温泉の巨大こけしの修復作業が、7日から始まりました。修復は11月中に完了する予定です。

 大崎市鳴子温泉の岩下こけし資料館で2月、店先にある巨大こけし2体のうち1体の頭の部分が落下しました。雪の重さが原因と見られています。

 あれから9カ月。7日からこけしの修復作業が始まりました。

 岩下こけし資料館遊佐妙子社長「本当にやっとという感じですね。2月から長いことここに放置してた状態なので」

 修復業者が頭の部分をクレーンで釣り上げて、トラックに乗せました。

 業者で、頭と胴体をつなぐ鉄の部材をつける作業を行い、14日に頭の部分が再び胴体に取り付けられる予定だということです。

 もう1体の補強を含む修復費用は約320万円で、既にクラウドファンディングで集まっています。

 巨大こけしは塗装も新たに行われ、11月中には復活した姿が披露される予定です。