仙台市内の新型コロナ感染者数を予測する東北大学の調査で、今週も高い水準が続くとの見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウィルスの濃度などから毎週仙台市内の感染者数を予測しています。

 先週、仙台市内で感染が確認された人は、予測値1万1622人に対し6765人でした。

 下水中のウイルス濃度は高いままで、今週の予測は9782人と大幅に減る兆候は無いとの見通しが示されました。

 佐野教授は予測値と実測値の差について、症状が軽いなどの理由で検査に至らない感染者がいるのではないかと分析しています。